地理りりり。

地理×ゆるり×ぶらり×のらりくらり=地理りりり。現役で中高地理を教えている「ぽん」の、地理を中心にしつつも結構自由で気ままなブログです。

中国の途上国へのインフラ投資ってきっとこんな感じ。

一帯一路の債務問題について書いたさっきの記事の会話(妄想)部分ですが、もう少しわかりやすくならないかなぁ、と考えた結果、、、

 

技術力を足すことにしました!!(←力技w 

 

吹き出しで会話形式にするのをめっちゃ楽にしてみた【はてなブログ】 | SHIROMAG

にお力添えをいただき、吹き出し形式に!!笑

 

 

中国から途上国への投資ってこんな感じなんだろうな、っていう。妄想再現です。

 

あー、この貧困から抜け出す方法はないだろうか。先進国を呼び込めればお金が入るかもしれないのになあ。

あら、なにかお困りアルか?私で良ければ力になるアルよ。

いやね、でもこれと言って輸出できる資源があるわけでもないんですよ・・・。

いや、大丈夫アル!!だったら、一緒に港とかの輸出インフラをつくって、一から魅力的な環境を整備していけば、先進国の企業だってきっと注目してくれるアル。もちろん中国の企業だってたくさん来させるアルよ!

そうれはそうですけど、それだけのお金があれば苦労しませんよ・・・。

だから力になるって言ってるアル!我々中国も、この数十年で大国へと急成長したアル。そのノウハウを使って、おたくの国に一度大きな投資をするアルよ。返済は、まあ徐々にで構わないアル。

本当ですか!!??

もちろんアル!せっかくだから、輸出入に必要な港はもちろん整備するとして、工場なんかと行き来するための道路も作るアル。あ、鉄道もいいアルね。なんなら、工場も先に建てちゃうアル。」

そんなに!!??

そりゃ、スタートダッシュが大事アルよ!やるときゃ一気にどんと行かなきゃアル。何事も、力の入れどきっていうのがあるアル。

あるあr・・・。いえ!!ありがとうございます。そんなに親身に考えてくださるなんて。。。

いや、これは中国にとっても悪い話じゃないアル。一緒に協力して、この国を発展させていくアルよ!

もう、なんと言えばいいのやら・・・。まさに世界の中国様ですね!!

でもこれはあくまで、国と国のイーブンな取引アル。だからこそ、投資はもちろん『貸し』として、ちゃんと返していただくアルよ。

当たり前じゃないですか。ちゃんとお返ししますよ。

わかったアル。大変だけども、一緒に頑張るアル。ただ万が一とはいえ、こちらにもお金をお貸しするリスクはあるアル。返済が難しい時は最悪、一緒に建設させていただくインフラの所有権だけは、私たちに戻してもらうアルよ。よろしいアルか。

それくらい、お貸しいただく巨額の投資に比べれば、お安い御用ですよ。

・・・まぁ、巨額の利子も一緒アルがね・・・。

???・・・何かおっしゃいましたか?

何でもないアル。それじゃ、力を合わせて、我々の未来のために頑張るアル。

ありがとうございます!!!!!

 

みたいな。絶対、知っててやってますからね。

 

返せなくなることわかってて、実際にはインフラ使用権を押さえたいっていう。いやぁ、これはホントにタチが悪い。まあ、実際は「一帯一路」構想の中で、実質植民地化みたいなものを狙っているというのが、本当のところでしょう。

 

 日本は、この状況を見逃すだけじゃなくて、中国に対抗できる途上国支援プランも、もっともっと進めていかなければいけないですね。