地理りりり。

地理×ゆるり×ぶらり×のらりくらり=地理りりり。高校で地理の教員をしているゆいまるの、地理を中心にしつつも結構自由で気ままなブログです。

【見る用語集:エルトゥールル号】日本とトルコの絆はここから始まった!

1890年、トルコ(当時のオスマン帝国)の軍艦・エルトゥールル号は、親善使節団として日本を訪れていました。しかし、いよいよ日本を離れるというあたりになって、日本には台風が襲来。日本人は出発を遅らせるよう勧めましたが、諸々の事情から、エルトゥールル号は先を急いで出港することとなりました。

 

しかし、やはり事件は起きてしまいます。暴風雨にさらされたエルトゥールル号は、現在の和歌山県串本(くしもと)町にあたる紀伊大島の樫野埼(かしのざき)沖で岩石と衝突し、沈没。500名以上の犠牲者を出す事態となりました。

 

大島村(現在の串本町)民は、総出でこの救出に当たり、自分たちのなけなしの食料や衣類を分け与えたそうです。その必死の救助活動や、日本政府の尽力の様子は本国まで伝えられ、当時オスマン帝国の人々は、遠い異国である日本と日本人に対して、好印象を抱いたといわれています。

 

この話は2015年12月にトルコとの合作で映画化されました。映画「海難1890」の舞台ともなったこの場所にはいま、この事件をきっかけとした日本とトルコの友好の証として、トルコ記念館が建っています。

 

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【見る用語集:潮岬】地球は丸かった〜潮岬から見た水平線

潮岬(しおのみさき)といえば、和歌山県にある本州最南端の地。山口県とかじゃないんだ!と思われる人もいるかも知れませんが、地図を見れば断然和歌山のほうが南にありますね。

 

ちなみに、潮岬のあたりは紀伊半島から南に突き出た形になっていますが、これはもともとこの地が島だったから。それが、沿岸の海流(沿岸流)の流れによって、周辺の河川の土砂が運ばれて溜まった結果、半島部分と島を結ぶ「橋」の役割を果たすようになったんですね。なお、この砂でできた「橋」(といってもすごい幅で、普通に町が広がってますよ)の部分を「陸繋砂州(りくけいさす)」または「トンボロ」といい、それによって繋がれた島を「陸繋島(りくけいとう)」といいます。

 

潮岬から海(太平洋)を見ると、目の前にはひたすら水平線が広がっています。また、「最南端」ということは、東にも西にも視界の邪魔になる山や建物がありません。つまりここは、日の出も日の入りも見える、珍しい場所なんです!

 

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地理ではよく、気候の問題と絡めて出題されることが多いです。

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【見る用語集:海食崖】刑事ドラマあるあるの断崖絶壁!?

最近は刑事ドラマでもあまり登場しなくなりましたが、一昔前は「火サス(火曜サスペンス劇場)」の定番といえば、クライマックスで犯人を説得するのは断崖絶壁と決まっていました(笑)

 

こちらは和歌山県白浜町千畳敷(せんじょうじき)から見た崖(がけ)。地理では、地形用語で海食崖(かいしょくがい)と言います。要するに海岸にできた崖(がけ)です。下の海面近くには、岩の床となっている海食台(かいしょくだい)も見えますね。

 

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ちなみに、なんとなくイメージはできると思うのですが、海岸の岩石に波がザッパーンと当たることで波食(はしょく:波による侵食のこと)が進み、海食崖ができていきます。

 

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【見る用語集:海食洞】癒やしの夕日スポット!円月島と夕日

円月島(えんげつとう)と呼ばれ名高いこの島は、正式名は高嶋(たかしま)と言うそうですが、真ん中にポッカリと円月(丸い月)のような穴が空いているのでこの名がついたようです。和歌山県白浜町の沖合に浮かぶこの島は、南紀白浜のシンボルの一つで、夕景の名所としても知られています。春分秋分の時期には、中心部の穴を通して夕日が見えるんだとか。

 

円月島が見える小さな港には堤防があって、そちらからの景色のほうがキレイ(下の動画もそこから撮影しました)。デートスポットにもオススメしたいところですが・・・その堤防に続く小道にはフナムシさんがいっぱい!!見慣れてないと、ちょっと身の毛がよだつくらいのものです。まぁ、歩くたびにササーッと避けてくれるので、大名になった気分ではありますが、女の子は・・・どうでしょうね笑。心配なら、堤防には行かずに港から見るのがいいでしょう。

 

この円月島の穴の部分は、「海食洞/海蝕洞(かいしょくどう)」と呼ばれ、波の侵食によって削られたもの。有名なものでは、イタリアのナポリにある「青の洞窟」もこれにあたります。
 

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大学受験地理のオススメ参考書・問題集2018

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さて、この手のものは他のサイトにもありますが、私なりに整理してみようと思います。

ちなみに、書店で売られている参考書等については、一通り読んでいます。仕事ですからね笑

 

一見マイナーな教科にも思える地理ですが、大学受験のセンター試験受験者は、実は

日本史(17万人)>地理(15万人)>世界史(9万人)。

数字は2018年度センター試験時の概数。

 

理系を中心に、地理受験者の皆さんも多いと思いますが、なんと言っても地理は参考書が少ない笑

そこで、先生の立場から見たおすすめ参考書を書いておきます。

 

あまりたくさんオススメしてもしょうがないので、

①網羅系②演習系③読み物系④ノート系に分けていきましょうか。

受験まであまり時間がない人は、①と②のみで良いと思います。

 

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地理って科目は。

地理って科目は、社会科の中ではなかなか異色。

私も教育学部の社会専攻でしたが、地理を受験に使っていたのは本当に一部で(苦笑)

 

「社会が好き!」=「歴史が好き!」って人が多いですよね。

 

ただ、私はむしろ歴史が大の苦手で

 

 

いや、嫌いなわけではありませんでしたが、どうしても受験勉強上は覚えなきゃいけない事が多すぎて、私の頭では容量オーバー

 

・・・常に苦手科目でした↓↓

 

でもね、地理って、社会の他の科目とは違うんです。

そんなこというと、

 

地理も国名やら山や川の名前やら、覚えるじゃないかっっ!!

 

 

という人もいるかもしれませんが、少なくとも

「高校地理」の「センター試験」は違うんですよ。

(地理の受験業界ではどの予備校の先生もおっしゃっていますね笑)

 

 

センター地理は、覚えなきゃいけない「固有名詞」は少ないんです。

その代わり、地理には数学みたいな「公式」が存在します。

 

地理っていうのは、その名の通り

「地球上のありとあらゆる理(なぜ・理由)を解き明かす」

壮大な学問で、まさに地球規模のリアル謎解きゲームや推理の世界なんです。

 

 

だから受験生の皆さん向けに言えば、「なぜ?」が気になる人や、理系的に「こうだからこうなる」という筋道を立てて考える人や、あと、コナン好きには向いてます笑

(「ひたすら暗記」が苦手な人に向いているというのは、そういう理由ですね。)

 

 

てことで、このブログで少しずつでも地理の面白さをお伝えしていきたいなぁと思います。

ブログスタート!

はじめまして、ゆいまるです。

高校で地理の教員をしています。

アラサーなもので、ブログ全盛期にはいろいろかじっていましたが、

ちょっと思い立って、ものすごく久しぶりにブログをスタートしてみようと思います。

ジャンルは、、、多分いろいろになりそうですね笑

まあ、気ままにやります。以後よろしくお願いしますm(_ _)m